![]() 再生産が可能な木材は、地球環境にやさしい資源として脚光を浴びております。また、単位重量あたりの強度、防火性能、断熱保湿性、吸音効果、調湿能力など優れた特性を有しております。
1.含水率を15%以下に乾燥し、狂い、収縮を減少。 生きものである木は50〜200%の水分を含んでいるため、乾燥が不充分だと強度低下、反り、割れを生じてしまいます。そのため集成材に用いる木材は天然乾燥に加え、さらに乾燥装置によって木の細胞膜中の水分まで放出させ、含水率を15%以下にまで落として反り、割れを防ぎ、強度アップを図っています。
2.天然木に対し1.5倍以上の強度性能を実現 天然木には、大節、割れなどの欠点があります。集成材はそれらの欠点を除いたうえ、積層することにより、品質を均一化し、強度性能を高めました。特に建築基準法が性能規定化されるに従い、強度性能が表示される構造用集成材は信頼性の高い部材です。
3.鉄・コンクリートより強く建物の軽量化が可能。
4.断面の大きい集成材は、防火性能が高い。
5.断熱性に優れ、調湿能力は抜群。 木材は建築材料として日本の気候風土に最も適してるといえます。断熱性に優れ、夏は涼しく、冬は暖かく、湿度の高い梅雨は水分を吸収してくれるなど理想的な住まいを提供してくれます。熱伝導率は鉄の200分の1、コンクリートの4分の1の低さであり、調湿能力は3mの10cm角の柱1本で、一升ビン1本分の水分を出し入れできるといわれており、結露を防ぎます。
6.耳や目にやわらかな素材。
7.半永久的な耐久性を実現。 木材の耐久力は、管理条件を整えれば古代建築で実証されている通り半永久的です。木材は塩分、薬品に強く、海岸に近い建物や薬品を使用する工場等に適しております。また、集成材に使用される接着剤も進歩し、集成材の原型である東大寺の柱以上に耐久性を持続することが可能といわれております。
8.自由な形状、寸法の部材が可能。
9.ホルムアルデヒドの放散量は、ごくわずか。 集成材に使用する接着材はホルムアルデヒドを含まないか、もしくは含んでもごくわずかのもので、その放散量も住居空間に面する製品については、JAS F1相当が主流になっております。
日本集成材工業協同組合 |